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新転位・21演劇学校6期生卒業公演―『戸田家の兄弟』

劇団でのキャストオーディションが5時半に終わった。18時「シアター・バビロンの流れのほとり」で開演される新転位・21の卒業公演には間に合わないだろうとあきらめていたが「シアター・バビロンの流れのほとり」にバイクで行ったことを思い出し、もしかして…とタクシーに乗り込む。(電車では絶対無理。バイクはバッテリーが上がってしまい乗れない状態)日曜日で環七もすいており、奇跡的に5分遅れで入れる。噂どおり、おもしろい?何をやっているか一目瞭然?タクシーに乗った甲斐あり? 本当にいいタイミングでこれを観れたことに感謝する…。 オーディションでの台本読みで、劇団の主宰の加藤が力説する。「普段人って喋りながら、話している相手に分かってもらえてるかな~、相手が聞いているかな~って、瞬間的に感じながらしゃべっているよね~」オーディションでは長台詞を対面している私に喋るだけだが…。 新転位・21卒業公演ではその延長線上でのこと…、『会話とはなんぞや?』を追及する…。転位・21にいた頃を思い出す…。『意味を伝えようとしろ~!』っと…、そうなのである、俳優は自分が喋ることに力を注いではならない。相手にどう伝わったか?相手の喋ることを受け取れるか?『相手を感じること』から神経を離せないのである。でもそれは普段やっていること、何気ない会話でもそうだ。『戸田家の兄弟』は、その小津の映画フィルムを字幕スーパーで所々見せてくれる。演劇学校の生徒さん、新転位・21の劇団員の人達が、時には台本を片手に会話していく…。劇団員の杉さん、凄い?いつの間に…、いやいや、私は一昨年『異族の歌』でご一緒しただけなので…、あれだが、「いいたいことは何か?」「相手にちゃんと言えているか?」「相手の反応は?」瞬時に頭を使って喋っている、そのごまかしのない喋りは見入ってしまう。 最後に山崎さんの今の若い人たちの心と体について、現代の若者が如何に会話が出来なくなって来たかの話の後「これからの演劇界を担って行くのは、今の若者なのですから…。」で締めくくる…。 それを聞いて思わず目が潤む…。
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成行ミチ子

Author:成行ミチ子
小説『長崎ぶらぶら節』の丸山芸者「愛八」の気っ風、生き様が好きでこのブログの名です。
劇団『13号地』の制作、役者、メイドのバイトと忙しく過ごすナリの日々。

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