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「hg」―風琴工房

18日(日)ザ・スズナリで「hg」を観る。風琴工房は初めて…、「hg」のチラシを見たとき「hg」が何の事か分からず裏を読み「アッそうか~、水俣病の原因の水銀の元素記号だ!」私の小学校時代は社会科の時間を思い出す。「水俣病は水銀、イタイイタイ病はカドミウム、四日市ぜんぞくは大気汚染…ets」…。TVドキュメントなどもよく子供の頃見ていた。しかし現代の水俣は知らない、TVなどでも殆ど見ない。…予約を入れる。 当日激しい腹痛…、腹痛と闘いながらの観劇。 舞台装置がとても素敵…、何か予感を感じる。一部は加害者側の会議、その地域産業として支えてきたチッソ(株)の会社体制から外れることの出来ない上司たち、その上司と若き科学者の対立とチッソ付属病院で働く医者の苦悩。猫を使っての生体実験で工場の排水が決定的となる。若き医師の「なんであの猫でないといけなかったんですか?」と言う問いかけに、一つの猫の命が全ての患者の命と繋がった瞬間と見えました…。また水俣病発症を隠し、バスに乗らず朝早くに何時間も歩いて診察に行く話は、何度か耳にしたが(色々な差別の中で)何度聞いても痛い…。たった1時間のその会議ですごく凝縮されたものを感じた。 そして第2部、現代…、殆ど知らされていない胎児性水俣病患者さん達の施設「みかんのいえ」での出来事。解放された「みかんのいえ」に毎日のようにお客様(たぶん)。 胎児性水俣病患者を演じる役者さん達の、神経の払い方は「神業」とも思える…。その患者さん達と健常人として施設で働く人たち、患者さんの姪っ子、施設長の働きから、地域の学校の先生、東京の女子大生、そして今この場で交流しようと頑張る演劇少女…。記憶に残る学校の先生の言葉「なぜ僕のぴょんは指指して笑っていいのに、患者さん達を笑うことはダメなんですかね~、その差が分からない…。」差別問題にぐっとせまってくる…、患者と自分たちに垣根があるからだ…。 お客様として来ている「演劇少女」と施設長の会話。ここの場を演劇にしたいらしい…。「ここにいる人達の一番の嫌なことはね、物真似されることなのよ!」反対される…。「受け止められないありのままの姿を、そのまま演劇にしたいんです!」 最後は少し煮え切らないままスズナリを出る。演劇少女の自虐的なものを感じ、それならもう少し自虐さが出てもよかったと思いながら、また激しい腹痛を抱えながら(不思議と芝居の間は出ませんでした。)下北沢の街をチラシまき。 昨日から今日にかけて怖いほどの痛み…、救急に運ばれる。長い長い診察、検査の中激痛と闘う…。「hg」の舞台が頭をよぎる…、「そうだこの痛みを実感出来るのは、きっと誰もいない、それでいいのかも」「演劇少女の自虐は、きっと私の自虐…。」煮え切らないことを忘れて、「hg」で知ったことを「知る演劇」として受け止め…。これから何かが始るかも…。
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成行ミチ子

Author:成行ミチ子
小説『長崎ぶらぶら節』の丸山芸者「愛八」の気っ風、生き様が好きでこのブログの名です。
劇団『13号地』の制作、役者、メイドのバイトと忙しく過ごすナリの日々。

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