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「シンクロナイズド・ウォーキング」-燐光群 アトリエの会

中山マリさんからDMが2通届いた。マリさんの勘違いカナ、と2通の手書きの文面を読み返す。
1通目「なりちゃんお元気ですか私は相変わらずバタバタと芝居してます…。」
2通目「…、是非観て頂きたーい!!」
違う!呼んでる~、私を、確信した。是非とも「シンクロナイズド・ウォーキング」を観にいかねば!
   ここのところ病院通いで、オンボロのボロボロ
   の体に心に沁みました!!
  ありがとうマリさん、heartいっぱいになりました。

  燐光群の新人作家清水弥生さんの戯曲だそう
  ですが、彼女の障害者の自立支援や、介護の
  仕事を実際している経験から生まれた作品…。

  車いすで重度の身障者でありながら、みずから
  介護ヘルパーの派遣業と簡易宿泊所を営む
  主人公ミナミ。そこへあるマラソンで挫折を味わった
  ランナーがやってくる。
  健常者と身障者の壁、垣根をぶつかり合いながら


垣根を飛び込み、壁を壊すために踏み出す一歩、一歩。物質的にトイレも歯磨きも人の手を借りないと生活できないミナミ、「わがままをどこまでいえばいい?」
東京オリンピック予定地として土地の買収を宿泊所に住みつく介護ヘルパー達と隣の公園に住みつくホームレス達と反対運動、物質的には人の手を借りながらも自立したミナミは、問題をかかえる介護ヘルパー達をサラッと強く助けていく。そしてそこにいる人たちの別れ。
ランナーも倒れる恐怖と闘いながらマラソンを走り切る。
最後ミナミも走りたいと自分から車いすをおりて、いざる…。

ランナー「走っている時ね、空を飛ぶ鳥をみていたら飛べない私達はみんな障害者だと思ったよ…」ミナミ「そうだよ、そんなこと知ってたよ……。」

観終わって私の心が叫ぶ「そうだ人間はみんな生まれた時からオンボロなんだ、そしてオンボロで死んで行く…、不完全なことを自覚しないと!」

今回本に坂手君も関わったそう、演出も演出家を招かないで坂手君と劇団の皆さんで作っていったという、清水さんの戯曲初デビューを皆で盛りたててあげようとする皆さんの気持ちも伝わった…。
素晴らしいことだと思う。


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成行ミチ子

Author:成行ミチ子
小説『長崎ぶらぶら節』の丸山芸者「愛八」の気っ風、生き様が好きでこのブログの名です。
劇団『13号地』の制作、役者、メイドのバイトと忙しく過ごすナリの日々。

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