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『ノラー光のかけらー』―テラ・アーツ・ファクトリー

tera_nora.jpg 舞台なのに映像のように強く記憶に残るテラワールド。 前回観た『イグアナ…』ではその初っ端から観客をぐっと引きこむテラワールドに感服しましたが、『ノラー光のかけらー』では全く異なる形で私を舞台の中へと連れて行ってくれました。 四角い制限のあるスポットの中で自由そうにダンスをする女たち、リフレインする音楽と照明。「おっと~っ、可愛いぞー」と始まり、最後には同じ女性として胸が痛むのを覚えました、ショッキングでした。 イプセンの『人形の家』をメンバーの女の子たちの現実の問題を再考させながら稽古場で作っていく「集団創作」と言うテラ独特の作り方で、現代版『人形の家』になっています。 女性の政治家、女性のバスの運転手…、まだまだ頭に「女性」と言う言葉が付いてくる世の中ですが、女性の社会進出はめまぐるしくなって、『結婚』と言うテーマがいろいろな女性に覆いかぶさってきているように思います。それを言葉ではなく、出演者たちの感覚のようなものによって感じることが出来、演劇に携わる者としてショックを受けました。 テラの「集団創作」では、近代からある演劇の作り方で最初に「設計図」を定めて作っていく方法はとらず、創作の出発点となる問いを軸に様々な材料を集め、思考を重ねながら、徐々に身振り表現による表象化とテクストの創作、選択、構成化を積み上げ、全員が参加する形で作品の全体構造を練り上げてゆくのです。「プリコラージュ」という方法に近い作り方を取り入れていますが、構成・演出の林英樹さんの懐の大きさをも観たような気がしました。 最後に舞台前面に女性雑誌を敷き詰め、雑誌の中の白いページをばっさ!ばっさ!と天に舞わす、その気持ちのよさ!純白のウエディング姿の役者の時間を超えた登場シーン!テラの切れの良さは健在でした!! 12月10日、初日観覧で打ち上げに参加させていただきました。 出演者の可愛い人達を観ていて、今度は女同士の横のつながり、関係性をも垣間見れるような舞台も観てみたいと思いながら家路に…。
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成行ミチ子

Author:成行ミチ子
小説『長崎ぶらぶら節』の丸山芸者「愛八」の気っ風、生き様が好きでこのブログの名です。
劇団『13号地』の制作、役者、メイドのバイトと忙しく過ごすナリの日々。

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