
15日(金) 観てよかった~? 『シンクロナイズド・ウォーキング』でデビューした清水弥生さんの第二作目です。2003年に起きた須賀川市立第一中学校での柔道部の事件をもとに、清水さんが現在も寝たきりの女子中学生のご家族を取材して戯曲化しています。事件のことをあまり知らないで観覧しましたが、最初に中学校に入った時の希望にみちた竹本愛子ちゃんの「柔道部に決めていました!!」という姿とずっと寝たきりの舞台での姿で事件の重さを感じました。 この事件の裁判は3月に判決が出ていて、全面勝訴になりましたが、「ただ本当のことが知りたい!」と言う普通の疑問から、ひた隠しにする中学校側と闘う家族の大変さは、想像するだけでも大変だったろうな~。 同じ中学校に通う愛子ちゃんの弟トモの修学旅行に、「中学校の思いでがない愛子を連れて行く!」とお母さんの言葉から物語は始まります。そのお母さんの明るさ、強さ、優しさが基本にあって、取材した清水さんのご家族に対する気持ちのこもった芝居だった! お母さん役の中山マリさんがとても良くって、思わず目に涙…。 「いけるとこまでいきましょう…」のシーンはずっと記憶に残るはず…。 戯曲に関しては、説明があり過ぎたり、なさすぎたりの感を受けましたが。作者の伝えたかったことは伝わったのではと…。ちょっと偉そ~ですいません。
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