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先輩と『ルノアール展』

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国立新美術館の前で

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やっこ先輩とルノアール展に行く。やっこ先輩は私の中学、高校の一学年上の先輩だ、高校の時の部活でも一緒だった。

大好きな先輩で、とても『ルノアール』が似合う。

国立新美術館は初めて行く美術館だ。京都にいる時はいつも美術館めぐりをしていたが、東京に来てからはさっぱりで、やっこ先輩が横浜にいることを知り交流が出来てから、たまに美術館に誘ってもらっている。

私は『ルノアール』について本当に何も知らなかった…。サロンで成功し、苦悩などなく絵画の世界で成功をおさめて死んでいった巨匠なのだ、と思い込んでいた…。

展示の仕方でとてもその変遷が分かるように展示してあり、後期になってくるほどいきいきとした作風で、女性の描き方も、「泉の裸婦」などとても私好みのであった。
静物画にしても、死ぬ4年前に描いた「薔薇」は見事だった。

50歳を前に言った言葉で
「本当にやむを得なかった場合を別にして、一日だって描かなかった日がなかったと思うよ」
「自分の描いているものが好いのか悪いのか、さっぱり判らなかった。
だが完全に、どうだっていいやと思うところまで到達していたんだな」 
70歳を過ぎて語った言葉で
「僕はまだ、少しはましになっていくようだ。
どう描けばいいのか、分かりかけてきたよ。
ここまでくるのに50年かかった・・・しかもやるべきことは、まだたくさんある!」
(ルノアール展のホームページより」

とてもその作風の変遷の中に人間らしさが観てとれ、自分(私)自身のこれからの生き方などにまで考えさせられるような気持ちになりました。

優しい、優しいやっこ先輩、誘ってくれてありがとうございました。(私だけだとルノアール展には行かなかった…)

食事をして、帰り道やっこ先輩と「仏像」鑑賞に行きました!!

充実の一日…。

 

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成行ミチ子

Author:成行ミチ子
小説『長崎ぶらぶら節』の丸山芸者「愛八」の気っ風、生き様が好きでこのブログの名です。
劇団『13号地』の制作、役者、メイドのバイトと忙しく過ごすナリの日々。

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